FP&A AI Notes

Finance人材のためのAI /Tech実務ノート

3分でわかるOpenAI DevDay 2026|FP&Aが注目したい3つの変化


2026年9月30日/リトと美咲のAIニュース

OpenAIが9月29日の「DevDay」で、20件を超える主要な発表を行いました。開発者向けのイベントですが、財務の仕事に関係するニュースもあります。今回は、リトと美咲と一緒に、三つだけ押さえましょう。[1]

美咲:疑問
美咲

「発表が多くて、どこから読めばいいのか迷います。月次報告にも関係しますか?」

リト:解説
リト

「関係しそうなところを、資料を読む、更新を追う、チームで作る、の順に見てみよう。」

① 資料を読むAIが、より仕事に使いやすく

新しい「GPT-6.1 Sol」が発表されました。OpenAIによる評価では、複雑な資料の読み取りや、いくつかの作業を順番に進める能力が改善しています。[2]

予算と実績を比べ、将来の見通しを考える財務計画・分析(FP&A)では、差異コメントの下書きや、資料の変更点を探す作業に使えそうです。

ただし、読み取りが上達しても、数字が必ず合うわけではありません。合計金額は計算で照合し、説明には元の資料を付ける。この確認は続けたいところです。

② 毎回頼む仕事から、継続して進める仕事へ

継続して仕事に取り組むAI「dots」も発表されました。接続したアプリや専用のコンピューターを使い、指示やフィードバックを受けながら作業を進める設計です。[3]

また、アプリの更新をきっかけに作業を始める機能や、チームの定期作業を設定する機能も発表されています。[1]

FP&Aなら、部門から見通しの回答が届いた後に、変更点と未確認の項目をまとめる応用が考えられます。接続先の対応や設定は必要で、発表だけで社内の仕事が自動化されるわけではありません。

美咲:気づき
美咲

「採用予定が変わったら、変更された月と人数を整理してもらう。そんな使い方ですね。」

リト:解説
リト

「そう。予算へ反映する前に、承認された変更かも確かめよう。」

③ AIとチームで、同じ資料を作る

知識や資料を共有する「Space」「Pages」も発表されました。複数の人とAIで編集する共同スライドは、今後数週間で提供予定です。[1]

営業が販売量の前提を直し、人事が採用時期を確認し、財務が利益への影響をまとめる。そんな共同作業への応用が考えられます。前提と説明を同じ場所で扱えれば、転記や確認の往復を減らせるかもしれません。

一方で、どの数字が確定版か、誰が変更したかは、チームで追えるようにしておきたいですね。

最初は「一部門の差異コメント」から

試すなら、一部門・一か月分の予算と実績を使い、根拠付きの説明案を作ってもらいましょう。理由がわからない差は「未確認」と残します。準備と確認にかかった時間を、従来の作業と比べれば、役立ったかを判断しやすくなります。

美咲:納得
美咲

「まずは小さく試して、数字が合うかと、確認まで含めて時間が減るかを見ます。」

リト:解説
リト

「いいね。任せられる作業が増えたら、見通しと対応策を考える時間に使いたいね。」

今日のポイント 資料を読む。更新を追う。チームで作る。今回の発表は、この三つを助ける可能性があります。FP&Aで使うなら、数字と根拠を確認できる形から始めましょう。

使える時期は、機能ごとに違います

GPT-6.1 Solは、発表時点ではPlusなどのWork・Codexで提供され、通常のChatでは未提供です。dotsは対象地域のPro・Business Premiumから順次提供され、Enterpriseなどでは管理者が有効にする試用版です。Space・Pagesにも対象プランがあります。利用前に、自分の契約と管理者設定を確認してください。[1] [2] [3]

もう少し詳しく読みたい方へ

通常版の記事「OpenAI DevDay 2026:FP&Aの仕事はどう変わる?」では、月次実績の到着から見通しの検討までを、工程ごとに整理しています。


出典:[1]OpenAI「DevDay 2026 Recap」、[2]「Introducing GPT-6.1 Sol」、[3]「Introducing dots」。確認日:2026年9月30日。