シンガポール在住FP&Aのブログ プログラミング x 英語 x 会計

経理・財務・経営企画の業務改善を目標にプログラミング初心者がPythonを一から学ぶブログ。

Google Cloud 生成AI 学習コース:無料で学べる有益コンテンツ

ChatGPTなどのGenerateve Aiについて学べる無料トレーニングコースをGoogleが提供しています。かなりおすすめですので、紹介したいと思います。コンテンツは英語で提供されているので、英語力の向上にも役立ちます。(動画はYoutubeなのでもちろん日本語のテロップも表示されます。)

この生成AIに関するコースは全部で10個のコンテンツがあります。以下、それぞれのトピックのリストになります。


見てわかる通り、いずれも1日で完了できる量になっており、私は2つ目の"Introduction to Large Language Model"までしか完了していないのですが、それぞれ30分程度で完了できる範囲でした。引き続き全てのトピックを学ぼうと思っています。



コースを開始すると、上記のように講義のYoutube動画とTranscriptが表記され、コースによりPDFのドキュメントのダウンロードや最後に確認の小テストを実施する流れになります。

 

AIに関する最新のトピックかつ、今後も必須のスキルとなってきますので、このような充実したフリーコンテンツがあるのは大変にありがたいです。Open AIのChatGPT同様GoogleのBirdの更なる進化にも期待ですね。

チャエンさんによるAI仕事術セミナー :AIツール解説&デモ

最新のAI動向に精通しているチャエンさんのセミナーがYou Tubeで公開されました。それぞれのAIツールをデモ形式で披露しているため、イメージを掴みやすいセミナー構成となっています。

youtu.be

セミナーで紹介されていたツールを以下簡単にまとめたいと思います。

 

文章生成AIツール

cohesive.so

  • テンプレ豊富。ブログやWebサイト、Youtube動画向けなど。
  • サイトや論文などのリンクを読み込ませることができる。
  • 文書内に画像を生成し挿入することも可能。
  • ワードプレスにそのまま投稿可。
  • 企業向け記事作成代行などのビジネスでも活用できる。

 

会議議事録自動生成AI

tldv.io

  • 動画リンクも含めて、自動で議事録を生成
  • 指定フォーマットで議事録を作りたい場合は、ChatGPTでフォーマットを読み込ませて作成する。*プラグイン使用するためにはChatGPT有料課金が必要。
  • 日本語と英語など二言語が交じりあった会議の議事録は精度がまだまだ。

 

Pythonでのコード生成AI

*Code interpreterを使用。 ChatGPT plusに登録する必要あり。

  • 自然言語を用いて、Pythonを使用したコードを何でもできる。
  • グラフ作成・分析作業が可能。デモではツイッターのデータをベースにインプレッションなどを分析グラフ化。
  • さらに上記結果をパワポにまとめることも可。いずれもたたき台レベルのシンプルなもの。
  • You Tubeなどから分析データを取得し、アイディア出しにも活用できる。

 

質疑応答ではセキュリティに関する質問が多く出てましたが、クラウドでのサービスを使っている以上、ベンダー側の信頼性に依存するという回答でした。現在、AWSはじめ、クラウド環境での開発がスタンダードとなっているので、ミッションクリティカル系のビジネス以外では、許容範囲ではないかなとおっしゃってました。

ChatGPT プロンプト例リスト

TwitterでオクシンさんがコメントされていたChat GPTのプロンプトまとめリストがわかりやすかったです。前回まで記事にしていた初心者向けプロンプトデザインのより簡易版という形ですが、こういう指示の出し方があるなぁと思い出すのに良さそうです。普段からChat GPTを使う頻度が本当に増えました。。。AIでの画像生成はまだ試したことないのですが、Twitterを見ててもマンガや書籍を作成したちしている方も増えてきているのでチャレンジしてみたいところです。

f:id:kentarocku:20230415094844j:image

 

より体系立てての話は下記記事にまとめています。

ChatGPT 使い方のコツ :Prompt Design 初級者向け その2

前回に続いて、今回も初級者向けのChatGPTプロンプトデザインについてです。今回はnote CXOの深津氏による解説動画になります。noteにもChatGPTを活用したnote AIアシスタントが実装され、動画の最後にはそちらの説明もありました。

下記、今回の動画の要点になります。ちょっとした工夫なのですが、ChatGPTを使う上での効率が劇的に改善するプロンプトだと思います。初級者向けの名に相応しい手軽さで活用できる点が良いです。

 

まず前提として、ChatGPTは"可能性の高い言葉を選んでくる仕組み”で構成されていると理解しておく

例:「りんごについて教えて」だけでは一般的な意味を回答するのみ。そこで下記工夫を入れていく。

  • 回答の可能性を限定させる
    • 文脈や前後情報を与える
      • 例:「これはXXを前提としています」
    •  役割を与えて限定する
      • 「あなたはプロの編集者です」「小学校の先生として回答してください」
    •  品質を限定する
      • 「簡潔で明快なレビューを」
    • 英語で質問する (ChatGPT -3.5の場合) *ChatGPT4では日本語での精度も劇的に改善しているようです。
  • 汎用プロンプト 
    • 上記を元にしたプロンプト例
  • ChatGPT側に質問をしてもらい精度をあげていく。
    • 質問(命令)をした後に、「精度を上げるためにChatGPT側から必要な質問をしてください」と追記することで、命令に対してよりレベルの高い回答を得ることができる。ChatGPTがどのような前提情報が欲しいかを確認することができる。

通常の調べ物に対する回答を得るだけでなく、よりレベルの高い提案や企画をChatGPTから生成するにあたって、ChatGPT側から質問させた上で回答の可能性を限定させていく手法は目からウロコでした。おそらくAIを使いこなすにあたって、応用幅の広い手法ですし、業務改善・効率化を目論む上では必須のスキルになってくると思います。例えば自分の企画や、模擬面談などをレビューさせる上でもどのような視点が抜けているかなどのチェックにも使うことができますね。

 

前回のChatGPTのプロンプトに関する記事はこちら。

ChatGPTを上手く使うコツ: Prompt Design 初級者向け

今回はChatGPTをうまく使うためのプロンプトについての動画です。

プロンプトとは、グーグル検索でいう、検索ウィンドウに入れるキーワードのことで、ChatGPTに指示を与えるにあたって、質問の仕方によって生成される回答の質が大きく異なってくるため、プロンプトを上手く使えるかどうかが鍵となります。例えば、「xxxについて教えてください」と質問するよりも、前提条件などを加えて「これはxxxです。xxxについて教えてください」と質問する方がより良い回答を得ることができます。

 

今回の動画ではChatGPTを使用してブログ記事を作成するためのプロンプトを順に解説してくれています。

  • 指示の設計
    • 宣言文、変数、命令を組み込む:言語のプログラミングのような構成
  • ブログ記事を作成してもらうまでの流れ
    • まずはアバター(ターゲット)を設定して、そこから興味がありそうなトピックを引っ張ってくる。
    • その次に、その興味のあるトピックをベースにブログ記事のアウトラインを作成してもらう。
    • そのアウトラインをベースにコンテンツを作成してもらう。

 

トピック(想定読者の興味を引く項目)として何を持ってくるかを抽出し、そこからアウトライン、コンテンツへと順を追ってChatGPTに作業してもらうためのプロンプトを順に追って解説してくれているため、大変わかりやすいです。動画内では、具体的にChat GPTが生成したコンテンツ(回答)も合わせて確認できるため、より理解しやすいと思いますので、興味のある方はぜひ目を通してみてください。

 

ChatGPTはFP&Aに掛かるデータ分析や会計関連業務の作業効率化も一気に進めることができそうなツールです。使いこなせていけるよう、多くの例を学習して行こうと思います。

Python 自主学習用の教材を選ぶ。

Pythonを学ぼうと思ったときに、インターネット講座や書籍などたくさんある。まずは初心者向けで取っ掛かりやすそうだなと思って選んだ本がこれ。「Python 1年生」。

中身を見た感じ丁寧に解説されていて、後続のPython2年生などステップアップしていけるところが自分に合いそうと感じた。Amazonでの評価レビューも良さそう。ということで、まずはこの教材を中心に取り組んでみよう。

もう一つは、英語でも同時に学んでみようと思い、Courseraでビギナー向けコースを選択。レベル的についていけるか・継続できるかを見極めるために無料でできる下記コースを選択。

この2本柱を軸に、これから頑張っていこう。

【書評】LIFE SHIFT2-100年時代の行動戦略- リンダ・グラットン

リンダ・グラットン著 LIFE SHIFT2の漫画版です。漫画と解説文を合わせた構成になっているため、あっという間に読め、エッセンスを拾うことができます。本家は割とボリュームがあるので、まずはこのマンガを試し読みしてみるのも良いと思います。ちなみにkindle unlimitedに登録している方は読み放題の対象となっています。*ブラックフライデー期間中は99円で登録できます。

短いストーリーでまとめているため、会社を辞めて、、、的な短絡的な話にすぐなってしまうところはありますが、今の会社で働きながらでも、どういう視点で考えスキルを身に着けていくかということを考えるきっかけになります。最終的に自分がどういうキャリアを長期的な視点で築いていくかということが大切です。以下要点をまとめると、

  • 人生100年時代となり、「教育」→「仕事」→「引退」といった従来の「3ステージ」から、「マルチステージ」でのキャリア人生へと「ライフ・シフト」する。「マルチステージ」とは、"教育の後、エクスプローラー、学び直しで新しいスキルを習得、独立(インディペンデント・プロデューサー)、フルタイムの仕事、リフレッシュ期間を挟む、複数の仕事(ポートフォリオ・ワーカー)など、複数のステージを行き来しながら、引退まで歩んで行く働き方。
  • エクスプローラー:自分と世界の再発見。既存の価値観から抜け出し自分についての理解を深める。 インディペンデント・プロデューサー:組織に雇われずに自分で仕事を生み出す。やりがいや人のつながりを重視しながら試行錯誤を繰り返し学びを深める。 ポートフォリオ・ワーカー:経験や知識を活かし、異なる活動を同時に行う。
  • 「年齢」「時間」「仕事」の考え方を変えて、自分の物語を描く。特に「時間」については現在バイアスがかかりやすく、過去・現在・未来を等しく重要に考えることが必要。未来の自分の選択肢を広げる。過去に囚われすぎずに、学び直すことに躊躇しない。
  • 自分が今までのキャリアで築いてきたスキル、今の職場で磨ける知識や経験を意識する。興味のあることから始めてみる。新しいことを始めると新しいネットワークもできてくる。副業でなく「複業」で多様なキャリアを構築し成長する。
  • ライフ・シフトに置いて、重要な行動5つ。①先手を打つ。②将来を見据える。③「ありうる自己像」を意識する。④可変性と再帰性を意識する。⑤移行を受け入れる。 

 

本家はこちら。漫画版を読んでより深く知りたいと感じた方向けです。

リンダ・グラットンは"LIFE SHIFT"でブームとなりましたが、私は前著のwork shiftがお気に入りで、将来どういう働き方をすべきかと考えさせられました。当時はコロナ前でリモートワークが一般化していませんでしたが、コロナ以降リモートワークが促進されるなどwork shiftで提唱されていた働き方に近づいた感があります。

いずれも、雇用環境・ワークスタイルが劇的に変化する時代に置いて、考えさせられる一冊となっています。残り約1ヶ月の2022年を振り返り、自分は何を達成したのか、これからどのような方向に進むのかを考えながら読みたい書籍です。